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2012年 04月 24日

1968XLH ビッグエンドラッピング

今日はハーレー・アイアンスポーツのビッグエンドベアリングのお話。

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この車両は1番広いところで0.07mmのガタがありました。
マニュアル上のクリアランスは0.02mm~0.025mm。
縦方向に楕円になっているものが多く、コイツも0.01mm楕円になっています。

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ラッパーにバルブコンパウンド&オイルのペーストを付け、旋盤を200回転で回しラッピング。
ラッピングしては計測、ラッピングしては計測を繰り返す。

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鏡面に光っていたベアリングレースがつや消しのグレーになります。
フロント、リア共にベアリングレース内径 41.31mmに。

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適正ローラーを算出します。
{ベアリングレース内径-(クランクピン外径+クリアランス)}÷2
  41.31mm     -   31.72mm + 0.025mm ÷2
で 4.7825mmが適正ローラーサイズになります。
0.001”O.Sのローラー(実測4.78mm)のローラーで組みます。

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実際にクランクピンにローラー、コンロッドを組み、スモールエンド側の触れを確認します。

何時もながら、この作業は緊張します。
やり過ぎてしまうと取り返しがつきませんから・・・。とにかくちゃんと計測できることが大事ですね。


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精密測定について。
精密測定は何回も測定します。
例えば10回測定して、測定誤差があるので1番大きな数値と1番小さい数値を省きます。
残った8回分の測定値の合計を8で割れば正確な数値が出ます。
つまりやればやるほど正確な数値に近づく訳です。

初めて精密測定をする生徒さんは“慣れる”ことも含め何回もやらなくてはいけないので大変です。
生徒さんが鳴らす、マイクロメーターのノッチ音を楽しみながらパイプスモーキングする僕です。



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by sgf1906 | 2012-04-24 01:52 | 1968XLH900 | Comments(0)


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