1960 VELOCETTE VIPER クランクスラスト調整
2012年 04月 05日
戦後のベロセットのクランク軸受けはテーパーベアリングで、0.1mmの予圧をかけて組みます。
クランクケースとベアリングレースの間もしくは、クランクとベアリングの間にシムを入れて調整します。
スラスト調整用に中古のベアリングの内径を拡大し、取り外しを容易に出来るようにしておきました。
シムは.002”.003”.005”.008”とあります。
今回はバラシ時にスラストを測っておき事前にシムを製作しておきました。
実際に測ってみると、狙った数値になりません。
どうやらクランクピンを交換したことで状況が変わったようです。
新たにシムを製作し再調整します。
ベアリングに予圧を加えるということ
ベアリングに予圧をかけることによって軸の振れ精度が良くなり振動や騒音が低減します。
しかしどのぐらい予圧をかけるかはその製品の形状や軸の長さ、使うベアリングによって変わります。
逆に予圧をかけすぎると、寿命が縮んだり、熱の問題で性能低下、最悪レース側が回ってしまったり・・・
この辺はメーカーごとに考え方があるでしょう。
ハーレーもテーパーベアリングを多く使っていますが、ちょっと考え方違うようです。
まあ、その話はそのうちに。
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