2012年 02月 09日

VELOCETTE KICKSTARTER

今日はベロセットのキックスターターの仕組みをご紹介。
このメカニズムも変わってて面白いです。
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20番キッククランクを踏むと、26番キックラチェットギアが回転しながら移動し、31番レイシャフト・ファーストギアにかかり、レイシャフトを回転させクランキングする訳です。

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キックベアリング。
競り上がっている部分をキッククランクが移動することで、25番キックスプリング(押し側)に押されているキックラチェットギアが、ファーストギア方向に移動します。
24番キックスプリング(戻り側)がキックラチェットギアを逆回転させ、キッククランクが競り上がっている部分を登っていき、キックラチェットギアが元の位置に戻ります。

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変わってるのが、29番キックベアリングブッシュで、コイツがキックラチェットギアのガイドにもなり、レイシャフトの軸受けにもなっています。つまり固定されてないわけです。(普通、軸受けブッシュ、ベアリングはケースに圧入されています。)

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キックベアリングブッシュはフローティングのような構造になっている訳ですが、レイシャフトの軸受けです、スラスト方向に動いてはいけません。
そこで出てくるのが、27番キックベアリングスラストピンと28番スラストワッシャーです。
このピンがキックベアリングの側面と当たっていることにより、キックベアルングブッシュが固定される訳です。

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イメージとしてはピン上をキックラチェットギアが移動してる感じですね。

軸受けのブッシュが、ラチェットギアのガイドになり、ラチェットギアのガイドはキックベアリングで、キックベアリングはギアボックスカバーに固定される。一体、一人何役しているのでしょう。

これだけ手の込んだ仕組みにしているには、やはり小スペースにするためでしょう。
なんせ、この小ささで、キックシステムが完結されてるのですから。
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解りづらい説明でスイマセン。やはり活字で説明するのは難しいです・・・。

by sgf1906 | 2012-02-09 03:30 | 1960 VELOCETTE VIPER | Comments(0)


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