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2012年 01月 07日

HARLEY-DAVIDSON 1935VLD1200 タイミング側分解

今日はタイミング側(カムギア側)をバラシです。

まずはエンジンを下ろします。
他のBTと同じ様にエンジンケースがフレームに乗っかり、4本のボルトナットで止まっています。簡単ですね。
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このタイプのシングルグレードルのフレームは、ダブルグレードルのフレームに比べ捻られる力に弱く、その力がクランクケースにかかり、クランクケースマウント部分がやられてる事が多いようです。
このVLDもリアのタイミング側に溶接跡がありました。

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まず、オイルポンプ、サーキットブレーカーをばらします。
オイルポンプはスタッドボルトで止まっており、2本のナットを取れば、外れます。
スタッドボルト 9/32-32 めずらしサイズ

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サーキットブレーカーはブレーカーカバーリテーナーを上に上げてしまえばとれます。
本当は進角ケーブルが付いてる筈ですが、コイツは固定にされていました。

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14本のカムカバーボルトを抜けばカムカバーは外れます。
ボルトサイズは1/4-24UNS また、めずらしサイズです。
左上の所にオイルポンプケーブル、進角ケーブルマウント的なものがあるはずなのですが、見るも無残になくなっております。
60年代まで使われていた、oval counter sunk head screw。座面部を多く取る為、テーパー状になっています。このネジ、ほんとカッコイイです。

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奥側から1番カム、2番カム、ピニオンギア、3番カム、4番カム、アイドラーギア。
1番カムにサーキットブレーカーカムが、4番カムにオイルポンプを回すウォームギアが、カムシャフトと一体になっている。
なぜか、お味噌がたくさん塗ってありました。

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専用工具を使ってタペットガイドを抜きます。

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抜けたタペットとタペットガイド
ちなみにタペットガイドスクリューも1/4-24UNSです。

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タペットボディーも減っており、ローラーも虫食っていて使い物になりません。

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1番カムと4番カム。
サーキットブレーカーカムとウオームギアがシャフトと一体になっています。
ブレーカーカム、ウオームギアがやられてしまったら、シャフトごと交換しなければなりません。
実際に、このVLDもウオームギアが割れていました。(ギア自体虫食いがひどく使い物になりませんが)
VLのタイミング側のリプロ品はほとんどありません。困ったものです。
だがしかし、ブレーカーカムとカムシャフト一体式ってどうやって作っていたのでしょう。すごく手が掛かっていますね。

なんだか不幸自慢になってきました。(まだまだ続きますが・・・)
しかし酷い状態から良いものに直していく事に喜びを感じます。レストアの醍醐味です。
最近では問題が多いほうが嬉しくなります。涎がでます。
って訳で、次回はクランクケース割、ですかね。

by sgf1906 | 2012-01-07 02:43 | 1935VLD1200 | Comments(0)


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